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長崎の有名マリア像4選~マリア観音・ルルド・被爆のマリア【マップ付】

聖母マリア像はカトリック教会のあるところにはあるシロモノだと思うが、長崎のマリア像で観光的な訪問が多くなされてそうな雰囲気があるマリア像についてピックアップしてみる。

岬のマリア像|神ノ島教会堂下(長崎市神の島町)

ザビエル渡来400年を記念して、1948(昭和23)年に、1.7mの聖母像が建てられ、現在の4.7mの聖母像は、1984(昭和59)年に建てられた2代目の像。長崎港の入口で岩の上から航海の安全を見守っている。

https://www.nagasaki-tabinet.com/junrei/1082

神ノ島教会堂(ながさき旅ネット)

本河内ルルド|聖母の騎士修道院・聖コルベ記念館の近く(長崎市本河内)

本来ルルドとは、南フランスの町の名前。1858年(安政5)、ピレネー山脈の山麓にあるルルドのマッサビエルの洞窟で、羊飼いの少女・ベルナデッタの前に聖母マリアが現れ、マリア様のお告げどおりに、足元の土を掘ると洞窟前に清水が湧き出し、この霊泉で難病が治るなどという奇跡が起こった。この奇跡にあやかりその後世界各地でこのルルドを模倣し、聖母マリア像を収めた“ルルド”が造られるようになったのだ。つまり、本場のルルドは地名だが、日本では “奇跡の泉”や巡礼地の意を込めた固有名詞として使用されている。

https://www.city.nagasaki.lg.jp/nagazine/hakken08036/index.html

聖母の騎士修道院(長崎市公式観光サイト)

被爆のマリア|長崎市本尾町(浦上天主堂)

しかし、浦上教会は原爆により壊滅。マリア像も教会とともに焼失したと思われていたが、戦後、焼け跡をたずねた浦上出身の神父によってマリア像の頭の部分だけが発見された。その後、発見した神父がマリア像を大切に保管していたが、被爆30周年の年に、キリシタン研究家である片岡弥吉かたおかやきち氏の手を通じて浦上教会に返された。

現在、マリア像は、浦上天主堂の一角につくられた小聖堂に静かに安置されている。祭壇に描かれた「平和」の文字は、浦上キリシタンが迫害時に縛られて見せしめにされた柿の木の根っこを使用して書いたものである。

https://oratio.jp/p_column/mariazo-sukinaunmei

浦上天主堂(長崎市公式観光サイト)

聖マリア観音|原城聖マリア観音ホール(南島原市南有馬町)

高さ10メートルある木彫りのマリア像。南有馬町の白木野地区の丘に建ち、そこからは原城跡や湯島、対岸の天草も見渡せる。

彫刻家、親松英治氏が若かりし頃、原城跡を訪れ目立った慰霊碑がないことに気づき、制作を決意。島原・天草一揆の犠牲者を追悼するため、人生の集大成として自らの財をも費やし、40年もの歳月をかけてたった一人で掘り続けた。

その像は宗教に関係なく平和の願いを込めて「原城聖マリア観音」と名付けられ、人々の心が安らぎ、癒しの場になってほしいと願っています。

https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/101859

原城聖マリア観音ホール(公式ウェブサイト)

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